あなたの「からだ」守れていますか?学習会第1回でわかったこと
子宮頸がん予防ワクチンを知る
~ワクチンよりも大事なこと~
<講師の武田玲子先生のお話>
子宮頸がんを引き起こすHPV(ヒトパピローマウィルス)は性行為によって感染し、持続感染によってがんが発生すると考えられています。一時的に感染しても免疫が低下していなければ、HPVウィルスは自然にいなくなってしまいます。頸がんは衛生状態が向上すると少なくなります。家庭で風呂が普及する中で頸がんは減ってきました。私たちは手が汚れたら手を洗います。インフルエンザで鼻水やくしゃみが手についたら、まず手をよく洗います。子宮頸部の感染の場合もウィルスを物理的にまず取り除くことで除去できると考えられています。早期に発見すれば殆どの場合治ります。定期検診を受けることが大事です。
将来にわたっての効果の不明なワクチンを、体に負担を与えてまで接種することは最善の手段ではありません。今回のワクチンのようにまだ性経験のない子どもに頸がんの予防と言って接種する必要はなく、性行動を始める頃、性教育を実施してからでも遅くはないのです。
<ワクチンよりも大事なこと・ポイントは>
子宮頸がんは性感染症です。
正しい性教育が必要。
免疫力を高めることで、感染を減らせる。
衛生状態を保つことで、感染を減らせる。
定期検診を受けることで、早期発見・早期治療ができる。
自分の体は自分で守っていきましょう。