中学校の教科書を選定する臨時教育委員会(8/18)傍聴記
来年度からの教科書採択を決める臨時会なので、多くの傍聴者が来て抽選になると予想されましたが、希望者は人数内で、無事に全員が会場に入れました。
注目の社会(歴史、公民、地図)はいずれも東京書籍に決まりました。「バランスがよい、学習課題の設定や各章の導入が面白い、レポートの作成など生徒の学習活動の発展に良い」と評価されました。武蔵野市の教育は「市民性を高めること」を大切にしているとのことです。その視点で見ると、公害、パレスチナ、領土問題を取り上げることで、人権問題に入っていきやすい工夫がされています。
問題になっている育鵬社は「難しい、情報に偏りがある、テーマの取り上げ方が中学生としてどうなのか」などの発言がありました。
理科、保健体育、家庭科、英語などでも、教育委員の武蔵野市の教育や中学生に対しての考え方がわかりました。たとえば、「家庭科では衣食住より先に、これからの時代を生きていく中学生にぬくもりや、人として生きていく覚悟を教えたい」という言葉にはっとしました。 平和部会