スクールソーシャルワーカーへヒアリングしました

 

第四中学校(ウィキペディアより)

 今、学校では、子どもが抱える問題が複雑・多様化し、不登校の増加や少年非行の低年齢化といった現象が起こっています。これらの背景には家庭環境が影響しており、虐待やネグレクト、貧困など深刻な問題を抱える保護者や子どもたちが存在します。

 スクールソーシャルワーカー(SSW)は社会福祉士精神保健福祉士など福祉のプロが担うことが多く、子ども本人と向き合うだけでなく、家庭や行政、福祉関係施設など、外部機関と連携しながら、子どもを取り巻く環境を調整しています。生活者ネットワークが提案し平成22年度から配置されており、毎年ネットとしてヒアリングも行っています。827日のヒアリングでは、

・国の基準では1年間30日休むと不登校と位置づけられる。武蔵野市では5月の連休後と夏休み終了時に長期欠席傾向児童・生徒調査(3日連続で休んだ児童・生徒)を行っており、今年度はSSWが関わって、改善がみられたものが3件ある。

・現在2つの中学に週1回半日在籍して、昼休みの子どもたちの様子を見たり、授業参観もしている。気になる子への声掛け、先生や養護教諭に子どもの様子を聞き、ケース会議で情報を整理し支援に繋げている。などをお聞きしました。

今後出向する学校も増やしていくと、現在の一人体制では回っていかない可能性があります。事件などの予防や未然防止の意味合いから、生活者ネットではスクールソーシャルワーカー複数化を提案しています。