リサイクルの工場を見学してきました。
クリーンむさしのを推進する会のバス研修会に参加し、バイオエナジー株式会社、昭和電工株式会社を見学しました。
生ごみリサイクル 大田区城南島にあるバイオエナジーは食品リサイクル法に基づき、生ごみからのバイオガスを電気と都市ガスにリサイクルしています。食品リサイクル法に沿って、食品関連会社がここに生ごみを持ち込みますが、最近では野菜くずなどの生ごみより、賞味期限切れなどでパックに入ったままの食品廃棄物(フードロス)が増えています。バイオエナジーではこれらを容易な分別作業のみで受け入れています。
詳しくは こちら→ http://www.bio-energy.co.jp/
リサイクルできるのはすばらしいことですが、食べられる食品を大量に廃棄物にしている日本の社会に、大きな疑問を感じました。
その他プラスチックのリサイクル 昭和電工は巨大な化学工場です。昔は肥料を作る会社でしたが、現在、川崎エコタウンの中の広大な土地に昭和電工とその関連会社が広がります。
私たちが家庭から「資源の日」に出す「プラスチック容器・包装(その他プラスチック容器)」は容器包装リサイクル法に沿って、まず「加藤商事」によって収集され瑞穂町の工場で分別を確認した後、大きなサイコロ状に圧縮されます。そして、昭和電工などに持ち込まれます。昭和電工では使用済プラスチックを高温で分子レベルまで分解し、合成ガスを作り、これを利用して、アンモニアやドライアイス、飲料用の液化炭酸ガスを作ります。
詳しくは プラスチックケミカルリサイクル こちら→ http://www.sdk.co.jp/kpr/index.html
私たちが家庭から「資源の日」に出す「その他プラ」は「使用済プラスチック」としてここの巨大プラントできちんとリサイクルされますが、ここに持ち込むまでに収集・運搬などに多くの費用(税金)がかかっています。できるだけ店頭回収などを利用し、税金を使わないで済むようにしたいですね。
容器包装リサイクル法 ←についてはこちら