「女子力」って何だろう?

「女子力って?」は朝日新聞のフォーラム面 1月22日から5回連載されています。(6回目は2月19日掲載予定)  第1回アンケートでは「女子力」のイメージは料理や掃除など、家事が得意」「細やかな気配りができる」が半数以上を占めました。また、「よくないイメージ」につながっているという意見が多かったということです。      朝日新聞デジタル版→ http://www.asahi.com/opinion/forum/

私たちの仲間も「女性はこうあるべきだ」「これは女性の役割だ」という考えを押しつけられていると感じる人が多くいて、あまり良いイメージは持っていません。

icon4朝日新聞の記事に先立ち、2016年3月にI LADY「新・女子力テスト」本当の女子力ってなんだろう?   自分の体を大切にし、内側から輝くための「真の女子力」を診断する新基準のテストが日本全国でSTART!     さて、あなたの点数は?が公開されました。国際協力NGOジョイセフの監修です。

I LADY.は、途上国の女性支援、特にリプロダクティブ・ヘルス/ライツ(性と生殖に関する健康と権利)に関連する支援を約半世紀にわたり実施してきたジョイセフが、日本国内で、2016年3月に初めて立ち上げたリプロダクティブ・ヘルス/ライツの認知・啓発キャンペーンです。
質問は  ・体温が36度以下のことが多い ・夜更かしで朝起きるのがつらい ・パンだけ、おにぎりだけ、など炭水化物中心の食事が多い・自分の生理周期(月経周期)を毎月記録している・生理痛(月経痛)がひどいときは鎮痛剤で解決する・自分が妊娠しやすい日がいつか把握している・正しい避妊方法を3つ答えられる・パートナーと避妊や妊娠について話し合える  など20項目で、女性が自分の体をどれくらいわかっているか?に関する質問です。

国際協力NGO ジョイセフ  http://www.joicfp.or.jp

国際協力NGO ジョイセフ  http://www.joicfp.or.jp

ジョイセフが公開した動画の中ではリプロダクティブ・ヘルス/ライツにまつわるクイズで不正解だった方に、クイズ番組のように粉(食用に使う安全なものです)をかけ、リプロダクティブ・ヘルス/ライツとは何かについて気づいてもらえるような構成にし、気づきを感じてもらう手法として「実は知らない人が多い」ということをより強く知らせる方法をとりました。しかし11月、「この動画に恐怖を感じた」「女性だけが粉をかけられる画を見てとても不快だった」「粉をかけられる行為に男性からの脅迫をかんじた」という複数のメール、批判のコメントがジョイセフに届きました。現在この動画は公開されていません。ジョイセフは[この動画を見ていただいたすべての方、女性も男性も含めて「リプロダクティブ・ヘルス/ライツ」とは何かについて身近に考え、議論いただけるようなものを目指していました。]としています。

女子力テストの質問はこちら →http://ilady.world/question/

私たち武蔵野・生活者ネットワークでは常に「リプロダクティブ・ヘルス/ライツ」を意識し、「自分の体は自分で守る」学習会なども行ってきました。しかし「リプロダクティブ・ヘルス/ライツ」という言葉もまだほとんど知られていないこともあり、学習会参加者は多くはありませんでした。[一般的にもよく使われる「女子力」という言葉を入り口として、自分の身体・健康について考える力を「真の女子力」と定義してこの「リプロダクティブ・ヘルス/ライツ」について理解を深めていただきたい]というジョイセフの思いを応援していきます。