江戸川区では健全育成事業と学童事業が合体し、学童クラブ登録と一般登録ができる教育委員会が主導する「すくすくスクール」が誕生しました。地域の人材と教育委員会の人材が運営のスタッフとなり、行事が目的・目標ではなく異年齢の子どもが交わる中で様々な体験を通し、子どもが地域の方々と触れ合える場所となっているようです。中学生になってもすくすくスクールが忘れられず遊びに来る子どもたちはボランティアとして参加し子ども達のお世話役として活動しています。また、6館あった児童館は教育プラザとなり中高生の居場所にシフトしていると報告がありました。
武蔵野市では長期計画に示された小学校の子どもたちの放課後対策の充実施策の一つとして、「地域子ども館あそべえ」がつくられました。保護者を含めた地域社会の成員が一体となって、子どもをそだてるという考えに基づき市内12校に設置されています。子どもたちの居場所作りや異年齢児童の交流が目的ですが、一方障害のある子どもたちの受け入れに関しては、一人で行動できることが基準になっているなど課題もあります。全児童対策として地域に根付いてきていますが、あそべいのルールと学校のルールのすり合わせや、障害のある子どもたちへのスタッフの加配が求められています。