11月17日西久保コミセンにおいて、生活クラブ地域協議会・グループ創主催による「フィンランドとスウェーデンを武蔵野市民が訪ねたら・・」の報告会がありました。
まず第一にフィンランドの施設の明るくて楽しい色使いにびっくりしました。
長い冬の期間がある国ならではのものでしょうか。
フィンランド・スウェーデンと聞くと「高福祉・高負担の国」として有名ですが、フィンランドにおいては、OECDによる国際学力調査で1位を獲得したことも知られています。
地方議会の議員はボランティアで、議会は夕方に開催し、市民にとって傍聴がしやすい仕組みになっています。政管汚職も世界で一番少ないく、そして優れた経済競争力を持っています。教育は大学院までもすべて無料、生涯学習制度も普及しています。出産・育児制度と保育サービスの充実で女性の社会進出を可能にし(70%)、出生率も1.8と回復しました。
日本が抱えている教育・少子化問題を考える上で、大変参考になりました。
二つの国に言えることは、地域分権が進んでいることや包括補助金制度により
身近な自治体が有効に機能していることではないでしょうか。
(小さな中央政府と大きな自治体政府)
市民の一番簡単な政治参加である投票率が高いことや、女性の議席が多いことも優れた政策に現れているのではないでしょうか。
スウェーデンでは高い税率にもかかわらず、身近な教育や福祉に税金が使われているため、自国の社会満足度は70%前後(日本では30%)という結果に表れています。
その後、健康体操指導ワーカーズによる体操で軽く汗をかき、骨密度測定の数値にそれぞれが一喜一憂した一日でした。