吉祥寺駅北口広場のゾウのはな子さん
吉祥寺駅北口広場にゾウのはな子さんの銅像がいます。
本物より小さめの長さ約1,5m高さ約1mのはな子さんです。
井の頭公園のゾウのはな子さんは昨年69歳の生涯を閉じました。1949年にタイから日本へ贈られ、当初は上野動物園で飼育されましたが、1954年に井の頭自然文化園に引っ越し、その後62年間井の頭公園のシンボル的存在でした。
武蔵野市に住んだことのある方ならご存じだろうと思いますが、市内の小学校の遠足は井の頭公園が定番でした。そして「とりあえず、子どもを連れて気楽に遊びに行ける公園」で、はな子さんは「最も身近なゾウさん」でした。いつも井の頭公園に行けば、必ずはな子さんにごあいさつをし、サル山の子ザルたちを飽きるまで眺めたものです。
こんなさみしい思いの方が多かったのでしょう。昨年8月30日からの「はな子」の銅像設置のための募金には多くの市民、吉祥寺のお店、商店会、商工会議所、元井の頭公園園長さん、さらに故郷タイ国からも、たくさんの寄付が寄せられ、このかわいいはな子さんができました。
ぜひ一度、北口のはな子像を見てから、南口の井の頭公園にもいらしてください。緑が多く夏も涼しいですよ。