グリーンパーク緑地で生き物調査&戦跡探訪

ショウジョウトンボ

半夏生の一種?

グリーンパーク緑地ビオトープ

 恒例の生き物調査を7月24日に行いました。関前から八幡町に続くグリーンパーク遊歩道を歩き、途中の関前公園を調査予定にしていましたが、関前公園の北側、五日市街道を渡ったさきのグリーンパーク緑地も観察することにしました。

 関前公園は、東屋やビオトープ、水遊び場があり、夏休み中はたくさんの子どもたちが遊んでいますが、調査日は関前公園の清掃日と重なり水遊び場の水が止められ、誰もいませんでした。クヌギやカツラなどの木やクロアゲハ、ビオトープにはシオカラトンボやイトトンボなどがいました。公園の南側にブルーベリー農園、北側に栗林があります。ブルーベリー農園では摘み取りや、販売もしています。

 グリーンパーク緑地も、木々が多くビオトープがあり、アキアカネ、シオカラトンボなど5種類のトンボがいて、トンボを狙ってツバメが飛んできたところを目撃。水辺があることで多様な生物が生息していることがわかりました。日なたと木陰では気温が4℃違い、植物の涼しさを体感し、緑の大切さ、ありがたさを感じました。近くに畑があり旬の地場野菜を販売しています。

 グリーンパーク遊歩道は武蔵野中央公園、UR都市機構住宅周辺に第二次大戦時に中島飛行機製作所という軍需工場があったため、中央線から引き込み線を利用した廃線跡地です。遊歩道の途中には高射砲跡もあり、中島飛行場が上空1万メートルから米軍のB29に爆撃されたとき迎撃しましたが、砲弾は届かず高射砲も爆撃を受けました。軍事施設があったことで地域住民も被害に遭いました。軍の施設を配置すれば攻撃を受けることになり、国民を守ることにはなりません。軍事施設は必要ありません。多様な生物が生息する遊歩道や緑地にはそのことがわかる掲示板もあるので、戦跡探訪もできます。