2016 シャボン玉フォーラムin東京 に参加しました!

2016年5月16日 21時24分 | カテゴリー: トピックス

シャボン玉フォーラムちらし

シャボン玉フォーラムちらし

5月13日、毎年せっけん運動ネットワークが主催するシャボン玉フォーラムが、今年はホテルラングウッド日暮里にて開催され、全大会では2つの基調講演がありました。

①「化学物質による海の汚染~合成洗剤、環境ホルモン、プラスチックと私たちの暮らし~」

講師 東京農工大学農学部 環境資源科学科教授 高田秀重さん

②「限りある地球上の水~100年後の水を守る~」

講師 水ジャーナリスト・アクアコミュニケーター 橋本淳二さん

 

まず高田先生から、合成洗剤に使用されているLAS(直鎖アルキルベンゼンスルホン酸塩)や蛍光増白剤による汚染は、深海までおよび始めているとの報告がありました。深海では分解が進まず、それは半永久的に残留することを意味します。

分科会

分科会

また、燃やせばダイオキシン、埋め立てれば有害物質が溶け出し、海に入って細かくなれば化学物質を遠くまで運ぶほか、海洋生物が誤って食べてしまうプラスチックは、有害化学物質の暴露源であり、「プラスチックスープの海」という新たな問題と併せて、様々な現実が明らかになりました。

会場では「プラスチックスープの海」の再現実演もしました。お台場の砂に水を入れたところ白や青のマイクロプラスチックが水の中に浮かび上がるのがわかりました。「私が出したごみもめぐりめぐって海を汚しているのかもしれない」。目の前のプラスチックスープを眺めながら参加者の多くはそう感じたでしょう。「未来の子孫から地球を借りている」という先生の言葉が印象に残りました。地産地消などから連想される「小さい規模」がキーワードとも。大規模の象徴であるTPPは反対しなくてはならないという発言には会場から大きな拍手が起こりました。

水ジャーナリストとして、水リテラシーを持った人を育てることに尽力されている橋本さんは、日頃から飲んでいる水がどのような浄水システムによってできたものなのか、興味を持つことから水を追及して欲しいと話されました。水道水の味の違いや水道料金の決まり方、水にかかるエネルギー、ミネラルウォーターの真実など、裏話的で具体的なお話から、水を知るためのベースを楽しく学ぶことができました。

橋本先生は「100年後の水を守る」上で、特に省コスト、省エネ、低環境負荷である地下水の保全が何よりも重要と考えています。地下水に興味を持ち、価値を知るために次のステップとして各地域で水みちマップの作製をお勧めしていました。できれば子どもたちを巻き込んで。

交流会

交流会

終了後は交流会があり、翌日は分科会も実施されました。参加者同士、活動を広げるための意見交換が自然発生的に起こり、あきらめないで継続していくことの意味をみんなで再確認しました。

橋本先生の著書「100年後の水を守る」を購入しましたので、関心のある方はぜひご連絡ください。小学生高学年向きです。大人にも読み応え十分です。

環境部会