よみがえれ!!井の頭池!~かいぼりやってました~

22日の朝日新聞で紹介されていた「かいぼり」を見てきました。

東京都武蔵野市と三鷹市にまたがる井の頭公園、水質浄化や外来種の駆除を目的に水を抜き、池底を乾かします。かいぼりは、井の頭公園が2017年に開園100周年を迎えることから、昔の美しい姿を取り戻すため計画され、昨年に次いで2回目。17年度に3回目が実施される予定です。地元のボランティアら約100人が、水位が下がった井の頭池に入ってコイやブルーギルなどを捕獲しました。

 駆除するオオクチバスなどの外来種やコイが3440匹、モツゴなどの在来種が771匹捕獲されました。在来種はかいぼり後、再び池に戻す予定。多数の外来魚のほか自転車、テレビ、ヒーター、賽銭箱(!?)、財布などが引き揚げられています。

 ムツゴ、ナマズなどは日本の在来生物ですが、オオクチバス、ブルーギル、アメリカザリガニ、ミシシッピアカミミガメ(縁日での子どもの人気者「ミドリガメ」)などは外来生物です。飼い始めたものの面倒になって逃がして(捨てて)しまう人も多いようです。生態系に大きな影響を与えてしまう可能性があります。悪意はなくても、安易に外来生物を捨てないこと、軽い気持ちで飼いはじめないことも大切です。

紅葉の始まった井の頭池周辺。今回のかいぼりは弁天池


※2014年1月、環境省はミドリガメ(ミシシッピアカミミガメ)が国内の生態系を脅かす恐れがあるとして「特定外来生物」に指定する方針を固めました。これにより今後、ミドリガメの輸入が禁止され、飼育については環境省の飼育許可を得るなどが考えられています。  日本生態学会が定めた、日本の外来種の中でも特に生態系や人間活動への影響が大きい生物のリストである「日本の侵略的外来種ワースト100」にも分類されています。

 井の頭恩賜公園100年実行委員会事務局 https://www.inokashirapark100.com/