遺伝子組み換え交雑ナタネの調査

2016年4月19日 20時40分 | カテゴリー: トピックス

中央公園に咲くアブラナ科の花。これは検査に使ったものではありません。

中央公園に咲くアブラナ科の花。これは検査に使ったものではありません。

遺伝子組み換え食品とは… 特定の除草剤をかけても枯れない遺伝子を組み込んだり、殺虫毒素をもつ微生物の遺伝子を組み込んだ大豆やナタネ、トウモロコシ、ワタなどがアメリカやカナダ、アルゼンチンで栽培されています。遺伝子組み換え作物は、食べものとしての安全性は不確実で、免疫力を低下させるという実験結果もあり、アレルギーの心配もあります。生産地では遺伝子組み換え作物によって確実に環境に悪影響を与えています。日本に大量に輸出されており、市場では表示義務がある食品は一部に限られ、輸入量の8割を超える遺伝子組み換え作物は多くの食品に含まれ、選んで食べることがむずかしいのが現状です。

生活者ネットワークでは遺伝子組換え作物輸入に対して、食品の安全・生物多様性保全の観点から、反対してきました。しかし、一般的な食品表示は、今後 TPP の影響によりこれまでより不明確となってきます。

さらに、日本国内で遺伝子組み換えナタネによる交雑が起きています。(カナダ産のナタネは 8割が遺伝子組み換えナタネ(除草剤耐性)です。日本では港だけでなく、内陸部のさまざまな地点で遺伝子組み換えナタネの自生が確認されており、遺伝子汚染が懸念される事態となっています。種子により日本のアブラナ科の作物が遺伝子汚染されてしまうと、私たちの食の安全は守れません。生態系にも取り返しがつかない事態を引き起こすことが考えられます。

線が一本出ています。クリックして拡大してご覧ください。

線が一本出ています。クリックして拡大してご覧ください。

生活クラブ生協では毎年の自生調査と抜き取り作業、製油所や地元の自治体への申し入れなど、自生の広がりを防ぐための活動を行ってきました。今年も調査活動を実施し結果を報告しています。生活クラブまち武蔵野で実施した遺伝子組み換え交雑ナタネの検査をのぞいてみました。

4月4日関前の花壇から採取してきたナタネの葉をちぎって蒸留水を入れ、爪楊枝でつぶしました。そこに試験紙を入れ、試験紙にできた赤い線が2本あると遺伝子組み換え菜種です。写真のように1本だけ線がでているので、普通の菜種でした。