本当に安くていいのかな? 輸入食品の視察報告 

2016年3月6日 09時18分 | カテゴリー: トピックス

3月3日横浜税関の見学と市内農業者との交流会に参加しました。JA東京むさし新鮮館主催で、輸入食品の玄関口である税関を見学し、食の安全を農業者とともに考えることが目的です。

ビニール製の倉庫の中には

ビニール製の倉庫の中には

横浜税関にある、ビニールで覆われた倉庫の中を見てびっくり!積み重なった木箱には塩漬けの大根・きゅうり・ナスがあり、簡単に蓋が開くプラスチックの容器には、ワカメのようなものが入って置かれていました。それらは輸入品。冷暗所に保管と書かれているけど、倉庫内は冷蔵施設ではなく、夏もそのままの状態。以前は倉庫の外にまで放置されていたとか・・・。輸入された野菜は「食品」ではなく「原材料」として輸入されるため、食品衛生法の対象にあたりません。塩漬けにしても、2~3週間の輸送中に腐敗するはずなのに、木箱の中の大根は、かたちを保ったまま。農薬や、保存料や防カビ剤など化学物質がたくさん使われているからと考えられます。塩漬け野菜の行き先は、国内の漬け物工場で加工され、安価な漬け物となっておみやげやコンビニ弁当など。加工したのが国内なら、輸入した材料でも「国産」という表記になります。輸入食料の検査は、現物検査はせず、書類上問題がなければいいのです。中国産野菜から残留農薬が検出されたニュースもありました。消費者が忘れても問題は続いています。

農薬や化学物質漬けの食品を摂り続けることは、次世代の子どもたちの体に悪影響を与えます。農業は農家だけではなく消費者となる国民の問題。気づいて食べ物に関心を持つことが大事です。自給率を低下させ、輸入を多くしている日本。TPPがすすむと、輸入食品が洪水のように押し寄せてくる。しかし、食糧不足になった時、輸出国が輸出をストップしてしまいます。日本の農業や食品を守り発展させていくためにも、食糧自給率の向上が必要です。なにが安心・安全か、わたしたち消費者が決めるためにも、実態を知ることが重要だと思いました。

TPPがすすむと大量の素性のわからない輸入食品を安価で売られます。安いからといって食べたいですか?

武蔵野には41ヶ所農産物直売所があります。いも掘りやぶどう狩りなどもできる農家もあります。 赤ちゃんが誕生した家庭に、「こうのとりベジタブル券」2千円分が配布され、その券を使って直売所で野菜の購入できます。

武蔵野には41ヶ所農産物直売所があります。いも掘りやぶどう狩りなどもできる農家もあります。
赤ちゃんが誕生した家庭に、「こうのとりベジタブル券」2千円分が配布され、その券を使って直売所で野菜の購入できます。

視察後の市内農業者との交流会でわかったことは、公立小・中学校の給食でも、市内の野菜が使われていること。総材料の重量ベースの3割が地場野菜を使っている武蔵野市の給食はすばらしいものです。朝早くから収穫して給食センターへ運び、農薬散布についても、いつ何を使ったか記録をとっているため、素性のわかる野菜です。